平戸オランダ商館 樹齢700年の柱・梁

内部は、大きな木の柱と梁が建物の真ん中に並び、まずそのボリュームに驚かされます。 この柱は、約50cm角で梁も同じ寸法。カナダ杉の700年ものを用いたそうです。圧倒的な力強さ。しかも床も幅60cmはある1枚板を使っていました。 2階部分。このボリューム感は、大好きです。本物から伝わる力を感じます。 しかしながら良く見ますと、外壁側は鉄骨の柱が並び、この建物は実は鉄骨造であることが解ってしまいます。 もともとは石造。内部はこのような木の構造で、外壁は石を積んだものだったのでしょう。屋根は、木造架構で作られています。耐震と予算の関係から鉄骨造としたのでしょうが、この鉄骨柱は隠せなかったのか?壁の厚みをどこかで表せなかったのか?ちょっと残念です。 内部の展示は、平戸とオランダとの繫がりや歴史が見られ、平戸を理解するにはとても楽しい内容でした。