有田 深川製磁本館 大正期に建てられたスクラッチタイル貼りの西洋館

有田焼を世界に広めた深川製磁の本館建物です。佐賀県有田。 木造切妻屋根の建物が街を占める中で、この3階建ての建物は、建築関係者以外の人の目にも留まります。 深川製磁本館 外壁は、スクラッチタイル。フランクロイドライトが、帝国ホテルで用いたスクラッチタイルは、全国ではやりました。 コーナーの玄関部分を曲面にして、そのコーナーがメイン玄関となります。木造3階建て。 コーナーの最上部には、深川製磁のマークである富士山が描かれています。 深川製磁本館 スクラッチタイル部分の四角い窓と、漆喰で縁取られたコーナー部分のアーチ開口が目をひきます。 深川製磁本館 道路の反対側から見た本館 深川製磁本館 本館奥にある、ピンク色の木外壁の建物が深川製磁の工房。明治27年の建築です。なかなかプロポーションが良くて、きれいなんです。 深川製磁本館 道路面から見たところ 深川製磁本館 建物見上げ。 深川製磁本館 スクラッチタイルの凹凸ある仕上げが、手づくり感があっていい感じです。 表面を釘でひっかいて、凹凸を出しています。光が当たると影ができるので、深みが感じられます。