富岡商工会議所 三角屋根がそのまま内部空間に拡がりをもたらす。気持ち良い木造建築

ひし形構造の新しい木構造でできた富岡商工会議所 訪れた日は、オープニングの日でしたので、市民の方々も見学したり、コンサートを聞いたりして、 木の香りがする空間を十分に味わうことができたと思います。 三角屋根の大きさはそれぞれ内部空間の機能に合わせて設計されているので、それぞれの部屋が 天井高さも変わりますが、丁度いい空間になっていて、心地よいのです。 ここは、一番大きな屋根がかかる吹抜けホール。 コンサートをしてもこのぐらいの人は集まれます。 西日が差し込みますが、ガラスの内面に木の細工による簾があり、問題ありません。 表面に表れた木構造が壁も天井も統一されているので、室内が全て木の仕上げなんですが、疲れません。なるほど。 こちらは、2階へと上がる階段 2階は、事務室と会議室。1階は、大ホールのほか、小分けしたパーテションの中に4つのテナントが入ります。 これは、2階の事務所 こちらは、会頭室 廊下部分 廊下の先は大会議室 大会議室からは、大きなガラス窓を介して、大ホールが見下ろせます。 平面図と断面図 1階の廊下の木の構造 こちらは、隣に建つ蔵を改装したギャラリーの2階 ひとつの建物ができることで、街が元気づきます。 あらためて、建築のもつ力を感じました。