遠藤新 葉山の加地邸 内部から緩やかにつながる庭とサンルーム

庭から見た加地邸。奥の部分から玄関、ガラス庇のかかる半外部テラス、明るいサンルームという構成。 庭は玄関から数段高いところにあり、入り口から入りますとこの庭は視線的に見えません。 玄関部分から見上げたテラス。ガラスの屋根が入り、半外部空間としています。 左がテラス。右がサンルーム テラスの奥はリビングで、内部から見ると、リビングと庭の間にガラス庇のテラスを介し、ゆっくりと内部と外部が繋がっていくように考えられています。 サンルームは、夏は日蔭になり冬は光を採り入れるように工夫されています。 屋根は銅板。屋根の棟の部分に見える四角い箱状のものは、換気口。 土台と壁の水切り、屋根の先端の軒裏にはスリットが切られ、そこから空気を入れて建物屋根の頂部で抜く、今の建築で使われる通気工法をすでにこの時代にこころみています。すごいねー。