設計はスケッチから 中庭を廻る玄関アプローチ(1)

外部から内部へ入るアプローチは、その建物の肝と捉えて設計するのが僕のスタンス。気持ちを切り替える内部と外部の曖昧な空間がいかに楽しく、面白くそして精神的に重要かが、沢山の建築を体感しながら感じたことです。 そのアプロ […]

設計はイメージをスケッチすることから始める。鍾馗(しょうき)さんが載る玄関瓦庇

いつも新しいプロジェクトが始まる時、まずはイメージから始めます。 もちろんクライアントさんが要求することはほぼ100%満足できるプランにはしますが、そこになにを盛り込むか。敷地や機能の条件をどのように捉え、その解 […]

文部科学省(旧文部省)の煉瓦建築

虎の門の交差点にある旧文部省の煉瓦(スクラッチタイル)ビル。 後ろに控えるのが、建替えでできた高層ビル。前の建物は、昭和7年の築 道路のカーブに沿って建ちます。 やはりこの時代のスクラッチタイルの建物は、歴史を感じて良 […]

霞が関ビル 37階の男を想い出す

霞が関ビルに用事で行きました。霞が関ビルといえば想い出すのは「37階の男」昭和43年にテレビで放映されていた37階のペントハウスに住む探偵の物語です。 主演は中丸忠雄。カッコよく乗り回す車はマツダコスモスポーツ。というこ […]

河口湖の木工作家吉野崇裕氏の禅チェアーに座る

椅子というものは、その人の体系によって合う椅子、合わない椅子があります。名作と呼ばれる椅子でもその感覚はひとそれぞれ。仕事で座る椅子は、私の場合特に長時間なので、疲れない椅子でありしかも集中力が持続する椅子が必要なわけで […]

新宿南口バスターミナルバスタ 鉄道上に建ったオフィスとバスターミナルのビル

こういう建物を見ると何度も思いますが、日本の施工技術と管理技術は素晴らしい。日本でもトップの利用客を誇る新宿駅の上にこんな建物を造るんですからね。人や電車が絶え間なく動くその上で建設の仕事をする。今、渋谷駅でも再開発が真 […]

白洲次郎が最初に載ったクラッシックカーペイジ

白洲次郎という人は、本当に車好きだったそうです。晩年80際までポルシェ911を軽快に乗り回し、そのスタイルは英国仕込みでダンディー。その白洲次郎の最初の車が武相荘に展示されています。 その車を見ながらカフェでお茶を […]

武相荘 冬の夕陽を浴びてきらめく石の斜路

白洲次郎の家武相荘。残された景観は、ひと昔ならどこにでもあった景色ですが、もう本当に東京近郊では見れなくなりました。懐かしいのは仕方ありませんが、時間が少しゆっくりと流れるようなそんな感じがしました。なかなか夕日も見る余 […]

白洲次郎自邸 武相荘 屋根が生きている 茅葺屋根

白洲次郎・正子が住んだ住宅武相荘。その主屋は、ミュージアムとして当時の姿をそのままに活かされています。 まずは、外観。その屋根は茅葺屋根。ほんの50年ぐらい前までは、田舎にはどこにでもあった茅葺屋根ですが、今ではもちろ […]

白洲次郎の住宅武相荘 大きなガラス引き戸のる玄関

白洲次郎・正子が住んだ武相荘。そのダイニングとキッチン部分を含めたところが、今はレストランになっています。茅葺屋根の母屋と倉庫を繋いだ部分は、パーゴラがあるテラスが併設。内部から見ると、パーゴラの向こうに庭があり、視 […]

白洲次郎と正子が暮らした武相荘 奥行を感じるエントランスアプローチと建物配置

東京町田市の鶴川に、白洲次郎と正子が暮らした家武相荘があります。この土地が武蔵と相模の間にあること、そして白洲次郎独特一捻りの発想から不愛想をかけた名前になっています。駐車場からいきなり京都のお寺のような林を抜けるアプ […]

証券の街兜町にあるフィリップ証券 古典様式の建築

山二証券の隣にあるフィリップ証券(旧成瀬省一商店)のビルです。設計は山二証券と同じ西村好時。石貼りの重厚なオーダーの列柱が4本並び、その柱の間に開口部がはめ込まれています。古典様式と表現主義の鉄筋コンクリート造3階建 […]