白洲次郎自邸 武相荘 屋根が生きている 茅葺屋根

白洲次郎・正子が住んだ住宅武相荘。その主屋は、ミュージアムとして当時の姿をそのままに活かされています。 まずは、外観。その屋根は茅葺屋根。ほんの50年ぐらい前までは、田舎にはどこにでもあった茅葺屋根ですが、今ではもちろんほとんど見られません。まず、茅を葺く人がほとんどいません。この武相荘も改修時で屋根を葺き替えされていますが、その際は、京都から茅葺伝統を強く守りたいという中野誠氏によってなされました。その様子は、武相荘hp http://buaiso.com/kayabuki/で見ることができます。 廻りの自然に溶け込んでいく屋根。屋根に苔が生え、生きている屋根とでも言うのでしょうか。そこには、日本人の知恵と職人技と造形美を見ることができました。 屋根裏は、蚕を飼う棚として昔は使われましたが、白洲次郎邸では子供部屋として利用されました。 1階の庭に面する大開口 ガラス戸を開けると、前の庭とひとつになります。 こちらは玄関側 玄関部分。大きなガラス引き違い戸が良いですね。玄関前には大きな壺があり、花が植えてあります。 ガラガラと入りますと田の字型プラン。手前にリビングそして奥が和室、さらに書斎があります。