アーチの開口部が並ぶ、2階のホワイエ  明治生命館

ホールの2階ホワイエがまた素晴らしいのです。 私は、直線よりも有機的な曲線が好きですが、この2階ホワイエから客席に入る開口部なんぞは、本当に好感がもてます。優しい感じが良いんですよ。 まずは、上階ホワイエに登る階段 これ […]

格式高くかつドラマチックなホール 明治生命館

最上階にある2層のホールです。 広いホワイエ、マホガニーの本物の木材をふんだんに用いたエントランス部分内装、数段階段を昇る、気持ちが高翔する仕掛け。 ホールに入る前の天井の低さと入ってから一気に拡がる開放感。 天井シャン […]

ガラスの入った中庭空間 明治生命館

建物は、日型をしていまして、どの執務室も光がはいるように考えられた平面計画です。アトリウム(中庭)は、今誰でも入れる場となっています。以前の使い方としては事務執務室でした。そのあたりは、石膏模型で確認できます。 この模型 […]

生まれ変わった石の建築 明治生命館

御堀端に今もその雄姿をみせてくれる明治生命館。竣工は昭和9年。その後、大戦やGHQの接収、復興、平成13年から16年の改修、修復と高層ビルとの一体化を経て今に至ります。多くの昭和の建築が表だけを残して内部は取り壊される中 […]

ギャラリー間で開催中堀部安嗣展を見に行く

今乃木坂で開催中の建築展堀部安嗣展に行ってきました。模型とパネルそして30分にわたる映像で構成された展覧会で、堀部さんの建築に対する考え、考察、そして形に至るまでも行程等がわかりやすく展示されていました。 とても落ち着く […]

うねる螺旋階段 すみだ北斎美術館

展示室は3階と4階で、エントランスからはエレヴェーターで上がります。3階と4階をつなぐ階段と吹抜けは、ここでの見せ場の一つ。手すり壁は鉄板で曲げられ、軽快感がある美しい手すりになっていました。ホールにはなたれた開口部か […]

建物の四方からアプローチできる美術館 すみだ北斎美術館

金沢21世紀美術館もそうでしたが、開かられ美術館ということで、建物の四方に開けられた開口部から中に入ることができます。もちろん通り抜けもできます。坂倉準三が設計した鎌倉の神奈川県立美術館もやはり同じように公園から自由にア […]

すみだ北斎美術館 職人技が光るアルミパネルの外観

最近完成した建物で最も注目をあびるすみだ北斎美術館に行ってきました。 下町の公園の中に建てられた北斎の浮世絵を展示する美術館です。何と言いましてもまずは外観。大きなボリュームをくさび型の開口部で分節させ、ボリューム自体も […]

台所とトイレと風呂と茶の間にお金をかけた家 林芙美子邸

林芙美子は客間よりも、茶の間、トイレ、風呂、台所にお金をかけました。日々使うところであり、気分転換できるところであり、くつろぐところ。やはり家の中でも今の住宅ではちょっと後回しにされるところが本当は大切なんです。水廻りと […]

生活棟とアトリエ棟を繋ぐ中庭 林芙美子邸

建築制限があった中で、芙美子は生活棟と夫のアトリエ棟の2つの家を建て、後にそれを繋いでいます。そこに丁度良い中庭兼通路ができ、風通しの良いひとつの家になりました。瓦屋根のこの家は、中庭によって屋根もわかれるので、そのスケ […]

風が抜ける部屋と、光が天井から注ぐアトリエ 林芙美子邸

林芙美子が何度も京都に行って建築を学んで建てた家というだけに、いろいろな工夫が見られます。この寝室、次の間、書庫と続く配置も間仕切りを開けると南から北へと風が抜け、気持ち良い一間となります。寝室は、夫の寝室。次の間にはイ […]