東京農業大学 食と農の博物館 石のルーバーが廻りの樹木と呼応する
東京農大が運営・企画展示を行う食と農の博物館に立ち寄りました。
馬事公苑の大きな欅並木に隣接する建物で、外壁は石の縦ルーバーで囲まれているので、上手く環境と溶け込んでいます。
ルーバーの石は、那須高原産の芦野石。濃いグレー色の深みのある石。その石を縦ルーバーに使うあたりは、設計者隈研吾氏の得意とするところです。
建物の前に鎮座するオブジェ「ナレースワン大王鶏」 タイのアユタヤ王ナレースワン大王は、アユタヤの独立を行った英雄で、幼少期にビルマ囚われの身の時、
ビルマの副王と戦況を占う闘鶏を行い、勝利したという伝記から、闘鶏がナレースワンの象徴となったそうです。
この東京農大食と農の博物館の2階には鶏の先祖から今までの多くの鶏のはく製が展示されていて、鶏のルーツをたどることができます。
この食と農の博物館は、東京農大が創立110周年を記念して建てられたもので、食と農をテーマに大学の110年の歴史と蓄積を一般市民に提供するとともに
研究や技術開発など企画展示を行い、手でふれる機会を設けることをコンセプトとしています。
1階には企画展示や、農大が集積した農工具等資料が展示。2階は常設展示がなされていて、内容も食と農にかんして濃いものになっています。
玄関
エントランスホール