北欧デザイン展(2) 日本橋高島屋 織田コレクションの中の秀作椅子の数々
日本橋高島屋で開催中の「北欧デザイン展」
椅子研究家織田憲嗣氏のコレクション約1350脚の椅子の中から、さらに絞り込んで展示された椅子の数々です。
アクセル・ベンダー・マドセン/アイナー・ラーセンの「メトロポリタンチェア」
1960年にメトロポリタン美術館で開催された展覧会において、同美術館が購入したことからこの名前が付くそうです。
オート・ヴァンシャーによる「アームチェア」
ブラジリアン・ローズウッドの美しい木部。
スウェーデンの建築家 エリック・グンナール・アスプルンドの「セナラウンジチェア」
イングヴェ・エストローム作「ラミノアームチェア」
人間の寛ぐ姿勢を研究して生まれた椅子で、長時間座っていても疲れないそうです。あー、座りたい!
ピーター・オプスヴィック の「グラビティ―」
人が座る姿勢を考え尽くして考案された椅子。3ポジショニングができるそうです。
イングマーグレニングによる「シエスタチェア」
ノルウェーのデザインの先駆的チェアー。
真ん中の貫が左右のはね出し部分を支える構造。それらを全て木で作ったところに価値があります。
細いスチールのフレームに曲げをかけた細い成形合板をつなぎ合わせた作品。
軽快で美しい。1960年製作
後ろの背もたれ部分の3次曲線が美しい
削って接合して磨いて。木の持つ特質を熟知した職人技
ハンス・ワグナーのザ・チェアと似たデザインで、比較されたようです。
いずれにせよ、背もたれの曲線美は、うならせる。