東京都市大学(武蔵工業大学)7号館 設備コアのある建築
建物は、メンテナンスをしっかりしていけば、鉄骨造、コンクリート造では100年ぐらいはもつでしょう。
メンテで一番大切なのが設備機械
機械ものは、早くて10年で壊れます。
したがって、メンテナンスの時に、設備機器を簡単に取り換えられるようにしておくのが、建物寿命を延ばす手段のひとつ。
この7号館では、4本の柱の中に設備コアスペースを設けて、メンテナンスや更新がやりやすいように工夫されています。
これは、設備縦ダクトをそのまま囲まず表しにしてそこに水廻りをデザインした部分
天井も、全て覆わないで、構造デッキをうまく使いながら、きれいな天井にしています。
空調機をそんまま現した教室天井
会議室ですが、全く気になりませんよね。
天井表しもここまで考えられていると美しい
さて、内部を貫く階段もオープンで、気持ち良い
人の声が、聞こえてきて、良い感じです。
こちらは、ピアノ教室。
これだけピアノが並ぶ教室は、あまり目にしません。
最後にもう一度外装
公共通路側から見た外観
ガラス以外は、断熱材を挟み込んだサンドイッチパネルを採用
室内側。設計者は、パネルを支える構造体をアウトフレームにしたかったそうですが、コストの関係から今のデザインになったそうです。