美濃焼の工場 寿山 多種多様な形のタイルはこうして造られる
特注タイルも対応してくれる窯元の寿山さんを訪問しました。既製品もいいですが、ここぞという場所にはイメージに合わせたタイルがほしい。そんな要望を叶えてくれます。
そもそも美濃焼がこれほど盛んな訳は、やはり陶器の原料である土。
ここでは、近くの山から沢山の異なる土が出るんです。これだけの範囲でいろいろな種類の土が出土するのは世界でも少なく、ここ美濃が世界的にも陶器の街になっているわけです。
寿山さんの土置き場。
それぞれのブースが異なる土
土の中には木片が入っていました。もう数万年前のものですから炭状になっています。この木片は、陶器を焼く時に気泡となるため、やっかいな代物なんですが、この木片があるからこそ、独特の粘りが出るそうで、扱い方が難しいそうです。
いろいろな土を混ぜ合わせる機械
中には回転する丸い臼状のものが2つ並び、臼が回転しながら軸でそれ自体も回る構造。
そして、タイルの形を決める金型です。
この金型を介して柔らかい粘土がいろいろな形になって機械から押し出されてきます。形を決める金型は最も重要な部品
それに釉を塗って焼き場へと運ばれます。