アルフレックス カーサミア河口湖 モデルA TYPE 軸をずらした拡がりを感じるプラン 公開済み: 2018年6月13日更新: 2018年6月11日作成者: tomitaカテゴリー: 建築・設計について 1987年にアルフレックスジャパンが河口湖に建設したカーサミア河口湖を訪問しました。 建設後30年を超えた家具を備える展示施設です。今まで何度か行く機会を逃してきましたがようやく訪れることができました。 海外の大型の家具メーカーでは、このような施設を設け、クライアントを案内して、家の中にセンス良く配置された家具・インテリアを 体験してもらうところがありますが、30年前にアルフレックスジャパンは日本で初めて、そのような施設を造ったわけで、その先進性には 驚かされます。敷地環境は、抜群で、富士山も身近に見える林の中にそれぞれデザインマターが異なる棟が建てられています。 建設された場所にはもともと赤松の林だったそうですが、そこに落葉樹を植え、いまでは緑豊かな森になっています。 豊かな生活が想像できる家をその素晴らしい環境の中に建て、ソファーやダイニングなどの家具からカーテン、照明、インテリア小物に至るまで、 トータルデザインされた建築空間は、今でも十分に新しく、飽きのこない本物のインテリア空間を体感できます。 大きな敷地にそれぞれタイプの異なるカーサが3棟、会社の研究棟が1棟、そして沢山のソファー等が展示されているメイン棟の5棟で構成されています。 まずは、A TYPE 3階建てのモダン住宅 プラン この建物の素晴らしいところ ①軸線をずらすことで、扉を設けることなしに、リビングとダイニングがつながる。 ②床の段差があることで、視界が抜けていく。緩やかな段差は、空間に意味をもたらし、拡がりももたらす。 ③玄関はいってホールから、プライベート動線としての廊下があり、ゲストが居ても会うことなく、キッチンや2階のプライベート室に行くことができる。 ④階段を上がった中間階にファミリールームが設けられていて、それがあることでゆとりが生まれ、空間に奥行が感じられる。子供たちのリビング空間。 またファミリールームから螺旋階段で3階にあがり、屋上テラスに出られる動線も見事。 まずは、ホールです。 そして素敵な外部環境が見えるリビング 窓の脇の壁に鏡を貼ることで、外の緑がより室内に取り込まれています。 ダイニング側からリビングを見たもの ダイニングには大きな引き戸があり、壁に引き込むと、外と内が一つになります。 外部テラスの外観 キッチン 30年前ですからオープンキッチンではなくて、あくまでキッチンとしての部屋がきちんと確保されています。外を見ながらの料理は、いつでも楽しい そして、階段途中のファミリールーム 子供の部屋はこのファミリールームと同じレベルなので、ここは子供たちのリビングといったところ。 寝室は狭くして、このような遊び場があれば、良いですよね。 マスターベッドルームはここからさらに階段を数段上るので、プライバシーもきちんと確保されるわけです。 子供部屋 ファミリールームから螺旋階段を登るとテラス前室へ、 テラスからは富士山を眺めることができます。 前の記事 旧足立正別邸 トマテックスの家 次の記事 アルフレックス カーサミア河口湖 モデルB TYPE イタリアンモダンの家 関連記事 本格和室の照明 和田卯の照明器具 和室の照明はいつも悩みます。 最近の手掛けた住宅は、クライアントが若い夫婦が多く、子供も小さいので和室をリビングと一つになった空間として扱い、照明も目立たないようにダウンライトにしているのがほとんどです。伝統的な和 […] 公開済み: 2013年7月30日更新: 2018年3月21日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: 建築・設計について こだわり 設計する道具に関しては、あまりこだわりはありませんが、鉛筆だけは、 違います。私が使っているのはスイスカランダッシュのフィックスペンシル で、ホルダー形式。3mmの6B鉛筆です。とにかく滑りが良く、持ちやすい この鉛筆は […] 公開済み: 2009年3月11日更新: 2018年4月2日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: 建築・設計について 職人技が光る細部 明治生命館 細かな造作は、日本人しかできない作業ではないでしょうか。陰影の効いた彫り物、石の削り、そして金物に至るまで、職人技が細部に光ります。 エレヴェーターの操作盤 公開済み: 2017年3月8日更新: 2018年3月9日作成者: 冨田秀雄建築アトリエカテゴリー: 建築・設計について
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