私が学生で、建築に目覚め始めた頃、目に留まった
都市住宅という建築雑誌があり、そこに載っていた建築家の作品に魅かれました。
それは、
レイモンド・キャッピーという
建築家の作品で、それ以来ずっと写真を見ては空間を創造し、このような
自然と一つになったような建物を設計したいと思うようになりました。
開口部の外には、豊な緑。建物の中まで大きな木の幹が入り込んでいます。
内部は、レッドシダーの壁と、床段差を利用した拡がりのある空間。
どこかで、自然と繋がって、光や風や四季の移ろいを感じていたいという願望は、今も変わらない設計スタンスになっています。