谷川岳のふもとにある
天一美術館に立寄りました。
建物は、
吉村順三氏の遺作で、勿論落着きのある良い建物ですが、今回はその
アプローチの床についてです。
コンクリートに石を埋め込んだものですが、大変な手間がかかる工事です。
職人さんの性格もあって、違う職人さんが貼ったところは違いが解ります。
コンクリートを流した後で、足跡が残らないように石を一つ一つ押えながら半分埋め込んで仕上ていきます。雪が降るので、石が出ていたほうが、滑り止めになりますし、表情と陰影が出て面白い仕上がりとなります。機械的でないところが、良いと思います。