木材会館

新木場駅前にできた木材会館を見てきました。 コンクリート打ち放しと、120角のヒノキ角材で構成された外観です。設計は日建設計。 防火地域で、外壁や内部に木を使うため構造評定や蓄煙など様々な手法を用いて建築基準法をクリアーしています。 用途は、事務所です。木で構成されたバルコニーがオフィスワーカーの気持ちをやわらげます。 日本の杉は、ことごとく余っており、有効に使われていません。伐採から加工まで非常に手間が掛かるので、外来材におされていますが、これからの時代何よりエコを考えると、日本の木をもっと使わないといけません。これは、政治を含めた構造の問題も多々ありますが、我々一人一人がもう一度コストバランスも含めてトライしなければならないと思います。太陽エネルギーも大切ですが、先祖の人々が残してきた財産にも目を向けなければならないと思います。

この投稿へのコメント

  1. way_K said on 2009年6月22日 at 10:08 AM

    強烈ですね。
    カッコイイ。。
    国産材・・・そうですね。使わないといけないし、使ったほうが良いのでしょうけど、外材のコストに負けちゃうんですよね。
    遠くから船で運んでるにも関わらず、安いっていうのはどうかと思いますが。。
    日本はあまりにも林業にチカラ入れなさすぎですよね。植林とか計画伐採とかやはり向こうのほうが優れてるんじゃないですか?
    国土が狭いせいか、ちょっと本格的に使い始めると「供給が・・・」と言い出しますよね。そうすると、INTERFORでいいか・・ってなっちゃいますよね(苦笑
    隈研吾さんががんばって八溝の杉つかっていろんな美術館を作ってましたが、結局それで終わりだったような。。。
    今回のも、「木材会館」だからっていうところが大きいですよね。
    でも、新木場に一番多い木はSPFだったりして。。矛盾。
    もっと国ががんばってくれればいいのにって思います。
    あ、それから「蓄煙」ってなんですか?試験にでますか?笑

  2. ひげのひでちゃん said on 2009年6月22日 at 10:56 PM

    蓄煙は、火災時に煙が立ち込めた際、天井フトコロに溜めて、その間に逃げるという法的手法です。排煙よりも実際には有効です。火事の時、排煙サッシを誰が開けるのか少々疑問です。蓄煙は避難検証法で使います。試験には出ないでしょう・・・。
     今回の木造会館でも無垢の木を沢山使い、ジョイント方法も乾燥の仕方もかなり金額のかかる方法で対処していました。もっと木を気楽に使うにはやはり内装ということになってしまいます。これでは、余り意味がないような気がします。

  3. way_K said on 2009年6月23日 at 9:46 AM

    「蓄煙」・・・初めて知りました。
    たしかに排煙窓だれも開けませんよね(笑)多分僕が真っ先に逃げます。
    県産材の助成金があるなら「国産材」の助成金があればいいのにって思っちゃいます。
    不燃木材の研究開発してるメーカーに国が助成金出して国産材の利用促進させるとか。
    そのうち「国産材利用促進法」なんてできたりして。。無いか。

  4. ひげのひでちゃん said on 2009年6月24日 at 11:29 PM

    昨日大阪の京阪地下鉄駅の不燃壁をみてきましたが、レッドシダーでした。このような有効な使い方も出てきました。これを杉材でやればとかいろいろ考えさせられます。杉は腐るほど余っているのだし、日本人のDNAには、地場の素材を有効に使っていくという考えが刻まれているのですからね。ここは、国に重い腰を上げてもらいたいところ。国産材利用促進法賛成。