聖母病院

新宿区にある聖母病院です。以前は、この建物の周辺がかなり増築等でごちゃごちゃしていましたが、久しぶりに通りましたら綺麗に整備され、古い建物もきちんと修復され、その美しい姿を見せてくれています。 設計者は、スイスの建築家マックス・ヒンデル昭和6年の建物です。 2棟の尖塔と褐色のレンガタイル、庇、開口部に特徴があります。 広場を囲む配置 コンクリートの庇とバルコニーが、陰影を作ります。 窓廻りのディテールが美しい。要は、職人の手が入り、工場生産では決してできない重厚感と趣が出ています。 曲面の壁が優しいイメージを与えてくれます。それにしても、昭和6年にこれを施工した日本の職人さんも偉い。