アパートメント傅
東中野にあるアパートメント傅の喫茶店傅に寄ってきました。入口は、壁が曲がっていて見えませんが、奥に進んでいくにつれこれはだたの集合住宅では無いと感じます。カフェ傅は、集合住宅の中の一部の建物ですが、雰囲気が非常に落着いていて、ゆっくり寛げます。かなり前にできた建物ですが、経年変化によって樹木が建物を被い、壁も適度に汚れて、非常にしっくりとした建物群です。設計は、泉幸甫氏。とても落着きのある和を感じる建物を多く設計している建築家です。
カフェの壁には小さな丸い穴が空いていて、そこから内部に薄い光が差し込みます。開口部は大きくとられていますが、今は樹木が上手い具合にかぶさって、視覚的な拡がりと自然の豊かさを上手く感じることができます。内部は、適度な暗さがあり、非常に落着きます。
全体の敷地規模にしては、大きな外部空間が豊かに取られ、どこかヨーロッパの小さな村に来たような感じになります。
階段のディテールもさりげなく美しいです。
こんなカフェが近所にあると、いつも通うのですが・・・。