リカルド・レゴレッタ カミノ・レアル・メキシコ(1)
まずメキシコに着いて泊まったホテルが建築家リカルド・レゴレッタ設計のカミノ・レアル・メキシコです。1969年のメキシコオリンピックの際にできたもので、その後改修し今に至っています。今から40年も前の建物ですが、全く古さを感じない優れたデザインの建物でした。
場所は、街の旧市街や新市街から少し離れたところに建ち、大きな道路に沿ってはいますが、重厚な壁と外壁で囲まれ内部は静寂な空間となっています。
車で近づくと白い外壁と鮮やかな黄色の外壁が現れます。
メインエントランスは、大きな庇というか黄色の直方体の塊が歩道まで跳ね出し、人を迎えます。
いわゆる風除け室というガラスのエントランスの構えではなく、圧倒的な壁がアイストップとなり、写真中央の壁のスリットから内部へと誘われるように入って行きます。
スリットを抜け方向を変えると前に進むに従って幅が広くなるプロムナードとなっています。床は、黒い火山岩。
ピンクと白の壁で囲まれたプロムナードを進むと、やがて視界が開かれそこに黄色い壁と赤いスリットの入った壁で囲まれた噴水のあるロータリーが拡がります。ここでまずその美しさと解放感に感動します。
そのロータリーを左に見ながら正面ピンク色の壁の左が内部に入るエントランスとなります。ここまでが半外部ですが、奥行きもあり視覚的に変化に富んだ魅力ある空間となっています。
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レゴレッタがカミノレアルで有名になる前の年の作品がメキシコ日産クエルナバカ工場です 写真が有ります