フェリックス・キャンデラ イグレシア・デ・ラ・ヴィルヘン・ミグローサ教会(1)
フェリックス・キャンデラの名前を世界に轟かせた教会建築が、このイグレシア・デ・ラ・ヴェルヘン・ミグローサ教会です。コンクリートHPシェル構造で約80枚のシェルにより構成されています。コンクリートの厚さが4CMという驚異的な薄さなのに、包まれた空間は重厚感ただよう物となっています。
この教会により、キャンデラは、HPシェルの構造家として世界的に認められるようになります。
4枚のシェルを折り紙のように折畳んで作った倒立傘型のシェルを基本モデュールとしていくつかのシェルが繋がりこの教会を構成しています。複雑そうに見えますが、モデュールがしっかりしていてむしろ厳格な感じを受けました。
光の採り入れかたもシンプルで、美しい。1953年の建物です。