玄関
玄関周りは、設計する上で最も力を入れる部分の一つです。外部と内部の結界であるかつ、住人やそこで働く人、この建物を訪れた人達最初に建物と触れる場でもあるからです。ここを境にして内部はお母さんのお腹の中のように安心・安全で心温まる場、そして外部は人と人とのつながりや自然との対話を通して人として成長する場とでも言えましょうか。玄関扉には木製扉をつけるのがほとんどで、木の持つ暖かさと自然素材の持つパワーを感じるからです。
水上の森の別荘の扉は、厚みのある大きくレッドウォークをチョウナで削り重厚感と荒々しさを表現したもの。
扉は、中軸回転で開きます。
取っ手は、鉄製で作家は沖縄在住の高良康男氏。高良さんにはシャンデリアも製作してもらいました。
作家の力強い想いが込められた取っ手です。