代沢の家10-旗竿敷地であるが故の手作業による建て方
敷地が旗竿敷地で、しかも導入部の敷地幅が車1台が通れる幅でしたので、木造構造体を組み立てるのは手作業でした。通常はレッカーで1日で組み立てますが、今回は4日ほど有しました。3階建てですので材料をもちあげるのが一苦労。ああ、大工さんの沢山の汗がしみ込んだ家であると今振り返るとそう思います。
建て方は初めて家が立体的に実感できる工程で、クライアントにとって一番ワクワクする一瞬であり、設計者にとってはここで図面とイメージを実体として確認できる緊張感のある瞬間でもあるのです。