東山温泉向瀧旅館1-登録有形文化財建築に泊まる

東山温泉にある登録有形文化財の宿向瀧にいきました。会津藩の上級武士の指定保養所として使われていたものを譲り受け、今でも豊富な温泉が出る宿として経営を続けています。 完全な木造の旅館。 この建築が木造で由緒あるものであることは勿論魅力的ですが、山を背にして斜面なりに高低差を利用して作られているので、外観も内部の動線もとても面白く、迫力があります。 朝もやの中で撮った外観。玄関部分 手前の橋の欄干も建物となじんで絵になります。 墨絵のような山に抱かれた建築。 瓦の屋根が朝露に濡れて自然と一体化したような建築郡となっています。 自然素材で作られた日本建築の素晴らしさです。 何で、日本の伝統的な美しさを持つ建築が今では、プラスチックの安っぽい建築のようになってしまったのでしょう。 私もここでもう一度これからの建築について考えていかなければなりません。 これらの建築郡は全て廊下で繫がれていて、一つの建物と聞いて驚きました。この建築の魅力について書いていきたいと思います。