東京三菱UFJ荻窪支店 安藤建築
荻窪駅周辺の散策をしました。まずは、駅南口すぐにある東京三菱UFJ銀行。設計は安藤忠雄氏。打ち放しとアスロック板、ガラスの構成の建築ですが、上部は円形のガラスカーテンウォールになっています。
どこから見ても他の建物とは違う何かを発している建築です。
いつも感じますが、安藤建築の周りは何となく静寂感があるんです。それは形態によるものか材料によるものか。
色でもあるでしょう。
昔銀行建築と言えば、大きな吹抜けのある営業室とロビーですが、今はキャッシュコーナーがメインとなり1階はそのためのスペースが入り口の一番ちかところに構えます。したがって大きな吹抜けも必要でなく、せいぜい3.5m前後の天井高さの営業室となっています。これも時代によってネット銀行に代わっていくかもしれず、建物自体の形態的な特徴も変わっていくのでしょう。
さて、この荻窪の支店ですが他の銀行とは大きく違うところがあります。4階にガーデンがあり、一般の人が上がるようになっていて解放されているのです。
そこに従業員の食堂が面していて、従業員も解放的な外気を感じながら休めるという構成になっています。