遠山邸 おさ欄間の美しい縁

遠山邸の内部へと入って行きます。 18畳の大広間からは美しい庭園が見られます。 ぱっと見て、綺麗だなーと感じたのは、まずは縁の欄間のデザイン。 大きな開口部の上を美しく飾る。 欄間の中で細い桟が縦に細かく組まれたものをおさ欄間と言いますが、 このおさ欄間はひとつひとつ丁寧に作られていて、職人の技量といいますか、心意気といいますか、魂が感じられるのであります。 建築は、このように手の痕跡が残るものが集まってできる集合体です。 僕は、簡単な仕上げよりもこんな手の痕跡や技量が出る仕上げがやっぱり好きですな。 この手の込んだ職人仕事にはただ驚かされます。