盛岡市 岩手教育会館 菊竹清訓の軽快な内部ディテール
外部足元回りがごついですし、上部は軽快ですし、はたして内部はどんな感じなんでしょうか。
階段上ってまず、手に触る手すりを見ますと、手の触れるところが木。支えとなる部分は細いスチールの軽快なものでした。綺麗な曲線で上っていきます。
2階のホールから1階の玄関部分をみおろしたところ。
外の玄関庇がそのままガラスを貫通して内部まで伸びてきています。
2階のロビー 細い手すり。浮いた椅子。
2階ロビーから1階の大ホールホワイェへと降りる階段
軽快だ。
1階大ホールのホワイェ
鏡面の天井が特徴的。ここはしっかりとボリュームが感じられます。
ホールに向かってカーブが下がり、吸い込まれるような感じになります。
人の気持ちをうまく表現に用いたデザイン
2階のロビーから公園側をみたところ。
壁の一面がすべて足元までガラスなので、緑がドーンとせまってきます。
上の事務所階はさらに景色が良いでしょう。
これは上階事務所の廊下
こちらは、公園と反対側になりますが、こちらも足元まで一杯のガラス
やるならとことんです。
もう見られなくなってしまいましたが、菊竹さんの名建築のひとつであったと実感しました。
こんな面白い建築が建て替え後も見られるか?また再び訪れて検証したいと思います。