盛岡市 旧中村家住宅 建物を貫通する明るい通り庭(土間)
町屋は、表の道に面したところにお店を配置。プライベートは奥にあるわけですが、その表から裏まで1本の通り土間が貫通します。その通り庭(土間)には上部のハイサイドから光が注ぎ込まれ、とても明るいしつらえとなります。奥の部屋はその明るい通り土間に面して配置され、そこからの光を受けて、室内に光をもたらします。簡単に言いますとそのような仕組み。
まず、表ののれんをくぐりまして内部に入るとこんな感じ。正面が入口。左がお店です。
さらに奥に進んで、表を振り返りますと、こんな感じ。お店とプライベートな居室の間には扉が設けられています。写真ではすだれです。
土間の奥は、裏の道に出られる開口部
通り土間は吹き抜けになっていて、上部からの光で明るいのです。
この通り土間に台所があり、窯があり、煙突で料理のための排煙を行います。
こちらは、お店に入って奥の部屋を見たところ
お店の畳に上がり、通り土間を見たところ。
内部のプライベートの部屋から通り土間をみたところ。
こんな風に、通り土間は明るく、ここから部屋に光を取り込んでいます。
通り土間が明るいので、暗いイメージがしません。