オスカー・ニーマイヤー展  曲線の偉大な建築家オスカー・ニーマイヤーの回顧展

東京都現代美術館で開催中のオスカー・ニーマイヤー展に行ってきました。 曲線の芸術家。まさにブラジル現代建築を代表する世界の巨匠でした。その手掛けた建築は今のブラジル建築の基を作りだし、今でもそのデザイン性は新しさ、斬新さを保っています。 そのデザインは以前から知っていたものの、人物像までは知りませんでしたが、この展覧会では、残されたドキュメンタリー映像により、本人の生き様、考え方を知ることができました。ブラジルの人々を心から愛した人。何とかブルーカラーもホワイトカラーも皆が平等で、平和に暮らせる世界を求めた人。女性の美や自然の美しさ、柔らかい形態を建築まで持ち込んだひと。等々 展覧会は、模型と映像、スケッチや建築写真で解りやすく構成されていて、ニーマイヤーの建築の楽しさを理解することができます。 イビラブエラ公園の模型 今の建築でも十分成り立つ、斬新で気持ち良いデザイン。 少ないランダムな柱に大きな自由曲線の屋根スラブがのっています。 実物の写真 ニテイロ現代美術館の模型 カーブの描く柔らかいスロープを上って美術館へと導かれます。 UFOのようですが、実は花をモチーフとして設計されました。 改めてオスカー・ニーマイヤーの凄さを実感できました。もう少し勉強してみたいと思います。 展覧会は10月12日まで。