山梨清春芸術村 素透撫(ストーブ)古民家を活用したフランス料理店

山梨県の清春芸術村については、以前ブログで紹介しましたが、今回はその芸術村に沿うように建てられた素透撫という古民家を移築したお店についてです。 古い民家の中でも当時の大工さんが相当気合をいれて造ったと思われるものが沢山存在します。そんな家には立派な柱や梁が使われ、その空間のダイナミックさは今でも十分魅力的です。断熱と構造補強を施すと、年期の入った民家も生まれ変わります。そんな民家を見事にお店にしているのがこの素透撫。改修デザインは、インテリアデザインの雄杉本氏 竹ほうきを柵にし、その奥に瓦屋根の建物が見える自然味を感じる外観 間仕切りを取り払い、カウンターを気持ちよく通し、そのカウンターからは季節の緑を感じることができます。黒と白の落ち着く内装 解放感抜群。柱が額縁となる日本建築の良さが見事に表現されています。 気持のよい日には外に出てお茶を デッキが回り、その奥に白い石庭を設けることで、自然と人工の領域が分かれ、曖昧な中間領域というか自然との間にうまく対話的空間をつくりだしていました。 建物、デッキ、白い石庭、自然との調和がとれたデザイン。 もちろんお食事も地元産を使ったおいしいお料理ばかりでした。