アルヴァ・アアルトの自邸 日光浴もできる広い2階テラスのある家
アルヴァ・アアルトの自邸2階に昇ります。
この階は、プライベートな階。子供2人と主寝室、ゲストルームから構成されていて、各部屋の中心には家族スペースと言いますか、家族が集まれる暖炉スペースが設けられています。個室はコンパクトに納め、ちょっと扉から出ると、広い家族スペースがあるので、狭さなど全く気になりません。日本でも子供部屋をコンパクトにまとめ、読書するスペースなど共有できるスペースを設ける手法がありますが、考え方は同じですかね。やはり暖炉は心の拠り所なんですね。火を見ながら時間を共有するのは、我々人間のDNAに刻まれている事ですから。
回遊する廊下には丸井トップライトが見えます。
主寝室にはウォークインクローゼットがあり、そこにも天井にトップライトが設けられています。
低い太陽高度からの光が部屋の中まで入りこみ綺麗です。
楽しい回転式のペンダント照明。こんな照明がほしい。
そして大きなベランダテラスがあります。
思いっきり開放的なテラス。
景色も良く、日も十分に当たります。日光浴にも最高
手すりも太く安心感があります。
テラスでくつろぐアアルトの家族写真
最後は階段詳細です。
蹴上が少なく、踏面を大きく、緩やかで昇り降りが楽な階段でした。これはアアルトのアトリエでも同じ。階段の移動はとてもスムーズです。
握りやすく、暖かみのある木の手すり
自然を愛し、自然と共に生きる。アアルトの自邸は既に完成して80年という歳月が流れますが、現代でも十分使える機能性と美を兼ね備えた家でした。