アルヴァ・アアルト ユヴァスキュラのコンサートホール 光が注ぎ込む明るいホワイエ
1階から2階のホワイエへと向かいます。
いつものようにアルヴァ・アアルトがこだわる階段を昇ります。
大きなコンサートホールホワイエ
そして壁面には光を一杯採り入れる大きな開口部。
日本ではあまり考えられない庇もない南向きの大きな窓。たっぷりと光が奥まで注ぎ込みます。
北欧の光は低く、しかもクリアー。
青い空が白い壁に反射して、ホワイエを包みます。
流れるような曲面の壁。丸い柱を巻いた円筒タイル。そして木のチェアー
大きな開口部 天井のライン
大変大きなゆとりあるコンサートホール。へたをしますと、空間が退屈なものになりがちですが、天井や、壁面に変化をつけながらもやり過ぎず、しっくり落ち着いたものになっています。
ポスターの展示壁面は、色とりどりで美しい壁となっていました。
建物自体は白い空間なので、色が映えます。
そしてコンサートホールです。
舞台周辺がダークブルーに塗られ、視線が舞台に集中するように仕掛けられています。
アルヴァ・アアルトデザインの吸音板、斜めに流れる木板デザイン。そして座り心地の良い客席。暖かみを感じるインテリアです。
今でもアルヴァ・アアルトの設計した建物が市民から大切につかわれているユヴァスキュラの街でした。