アルヴァ・アアルト初期の傑作住宅 マイレア邸 北欧モダン建築

1939年完成 アルヴァ・アアルト41歳の時の建築で初期アアルトの代表作とも言える住宅です。フィンランドノールマルクという場所に建ちます。アルヴァ・アアルトの良き理解者であったグリクセン夫婦の住宅で、アルヴァ・アアルトに対して、好きなように設計してくださいと言ったそうです。それに見事に答えたマイレア邸。見応えがある住宅でした。 周囲は松林で少し小高くなった場所にL字プランのその建物はありました。 松林の間から白い建物が見えた時、結構感動 近寄ると更に感動。やっぱり他の住宅建築とは違うオーラのようなものが感じられます。 白い外壁と木を貼った外壁。そのバランスや水平方向のプロポーションから豪華なクルーザーヨットを連想させます。うーんこれが今から77年前の建築とは。 木の部分はリビングルームなんですが、地面との設置する部分は基壇とも見える黒い石貼りで、少しへこんで影になり全体が浮いているような感じ。サッシは木製サッシで大きな引き戸です。外にブラインドが付いていて、それを固定しるスチールの棒が横に並びます。 ぐるりと廻りこみますと、中庭が現れます。 中庭を囲むような建物配置 そしてその先は、サウナ小屋とプールです。 白い壁と木の美しくメンテされた壁、そしてバルコニー。建築要素もふんだんで仕上げもいろいろありますが、それが見事に繋がっています。