アルヴァ・アアルト パイオミのサナトリウム 管理部門の面白い造形
アルヴァ・アアルトのパイオミのサナトリウムとして紹介される外観は、玄関部分の扇形平面と、高層棟の患者診療室のところが多いのですが、管理部門の外観もアルヴァ・アアルトらしい手のひらを伸ばしたような平面計画が垣間見られ楽しいものとなっています。こちらは、曲線を用いたりしてより有機的かもしれません。
何と言いましても象徴的な煙突が目に飛び込んできます。
煙突の途中で煙突をぐるりと巻いているのは、受水槽
煙突の煙の熱を利用してお湯を作るというエコな考えから生まれた発想です。
煙突を支えている下の方の壁も円形
アルヴァ・アアルトが世界に認められる最初のモダニズム建築ですが、そこには機能主事に陥らないで、自然との融合、人間第一主事のアルヴァ・アアルトならではの考えが、随所に反映されています。
職員のための休憩所が入る棟のファサード
モダニズム建築