オスロオペラハウス 屋根の上は大空が拡がる気持ち良い広場
オスロオペラハウスの屋根のスロープを昇っていきますと、屋根と言うよりか丘のような広い広場になっています。しかも床が平坦ではなくて、勾配が適度に付き、そのスロープも幅が広く、通路ではなく、斜面というイメージ。建築という固い感じを受けません。丘に昇ってきた感じ。オペラハウスの周りには高い建物が少ないので、空が大きく拡がります。
これは想像していた以上に面白い建築でした。
設計したのは、ノルウェーの建築設計事務所スノーヘッタ
このオスロオペラハウスは、ノルウェー国立オペラ・バレエ団の本拠地です。1999年のコンペの勝利から設計計画が始まり、建物が完成したのは2007年。今やノルウェー市民だけでなく、観光客が訪れるオスロの名所になっています。
このスケールが良いですよ。屋根という感じかしない。
オスロオペラハウスの周辺の新しくできたデザインオフィスも眺められます。
もちろん海側の景色も
人が沢山このオスロオペラハウスを目指して集まってきます。
床は花崗岩。それが、スロープの屋根すべてに用いられています。その石のスロープは屋上に始まり、屋根のスロープを覆い、下の広場から海の淵までなだらかに繫がっています。
スロープには腰かけて談話する人や、グループでおしゃべりする若者も絶えませんん。
海へと繋がる石の床
このオスロオペラハウスは、2009年ヨーロッパ建築の最高峰でもあるミース・ファン・デル・ローエ賞も受賞しています。
映画「もしも建物が話せたら」にも出演?してます。