高知県梼原 まちの駅ゆすはら 茅の外壁
さて、この梼原にあるもう一つの隈研吾氏設計の建物がこのまちの駅ゆすはらです。1階は、食材を中心とした市場になっていて、その横にホテルがくっついています。ホテルと市場のコンバージョン。なかなか面白い。そう、役所にも銀行とかが入ってました。単一機能の建物ではなく、いろいろな機能を併せ持って賑わいを創り出す。これからの建築のひとつのありかたです。さて、機能も面白いのですが、外観も特徴があります。茅葺屋根の茅をブロック状にして外壁にしています。しかもこの外壁が換気のために開閉するというもの。これは面白い。茅葺は屋根と既成概念では捉えますが、そこから外壁に移ったのはなかなか。見た目も木の町梼原にマッチしてますし、素晴らしい街並みにも溶け込んで、違和感が全くありません。
梼原町のきれいな街並み。新しい家も多いのですが、皆気を使っています。
その町の角に建つまちの駅ゆすはら
廻りの山々との景観にもマッチしてます。
良い感じの建物です。