7mの天井高がある大空間リビングで寛ぐ。

今回竣工した建物の最大の見どころは、7mの天井がある大空間リビングです。 冬の豪雪地帯のため、雪おろしを考慮した9寸勾配の屋根。その屋根の形状をそのまま内部空間に表現しました。しっかりとした登り梁で、屋根を受け止め、それが力強いインテリアとして空間を引き締めます。 柱は、220角の柱を4本たばねたもので、そこから構造の梁と支えとなる梁が交差しながら伸びていきます。外の景色を最大限内部に取り込むため、構造壁と、ブレース構造壁を混ぜ、開放的な空間を実現しました。 インテリアも大人の空間を感じるダークブラウンnを基調とし、床は明るいベージュ色。壁の石も錆石の乱積みにより、ダークブラウンとのコントラストをとりながら、全体が引き締まるカラーデザインにしました。サッシは、木製断熱サッシで、外部側はメンテナンスを考慮したアルミ材が貼られています。 天井からのシャンデリアは、BOCOの小林さんの力作。暖炉とそれを受ける丸いカウンターは、椅子に座ると足が入るように、立上り部分が斜めに加工してあります。 座った時、暖炉の火と外部の緑が相まって、癒される空間を創り出します。 奥のリビングは45センチ床全体が下がっていて、より落ち着いたスペースとしました。説明しだすときりがありませんが、多くの職人さんと現場監督、インテリアデザイナーや、アーティストが上手くコラボしたなかなか気持ち良い空間に仕上がりました。 まだ外部の芝生の工事が残っているので、外観やその他の面白い部位については、秋になってまた綴りたいと思います。