日本の民家 白川郷(1) 駐車場からの粋なアプローチ

飛騨の世界遺産白川郷を訪れました。私は今回は2回目。前回来たときは、白川郷の中に駐車場があり、そこに車を置いて散策しましたが、 今回訪問したら駐車場は、別の場所にまとめて配備されていて、そこから川に架かった吊橋を渡ってのアプローチでした。 これには感動。タイムスリップしたような感覚で、白川郷を散策できるからです。 こちらが、川に架かる橋。 ここからは、あまり集落が見えません。 そして、橋を渡ると、そこは茅葺屋根の集落が残る、白川郷となります。 ここは、観光だけでなく、今でも生活が普通になされているのが良いです。 もちろん多くの観光客でにぎわっているので静かな生活はあまりできないのかもしれませんが、 民宿、おみやげ店、食事処、そして普通の民家が混在していて、村が生きています。 田んぼもちゃんと管理。その田んぼと茅葺屋根の民家、山々の木々がひとつの絵になっています。 その場所で採れる自然素材を用いて家は建てられていたわけですから、自然に溶け込んでいるのは当たり前ですが、 やはり日本は木と共にあるというのが良く解ります。 非常に寒い冬を乗り切る断熱材を兼ねた厚い茅葺。それを村の人達が共同でメンテナンスしていくシステム。 生きる知恵が、形として残されています。 こちらは、その茅葺屋根の内部。 農家では屋根裏で蚕を飼っていたので、ここは蚕部屋です。 ススで黒くなった梁や柱は歴史を訴えかけてきます。