湯布院 comico art museum (5)由布岳を望むラウンジ
さて、このcomico art museum の2階は研修室にも使われるラウンジになっています。
これは、2階までの階段を登った先にある窓。
環境が良いです。
ラウンジに入ると、三角の屋根がそのまま天井となる空間が現れ、大きく開かれた開口部からは庭が見え、その向こうには由布岳が。
木の梁がリズミカルに並ぶ天井がパースペクティブ
開口部にはサッシが入りますが、出来る限り風景を取り込むため、大きなガラスは、ガラス方立で支える仕組みのサッシです。
この目の前に拡がる庭は「山是山」と名付けられた石の庭
デッキの床が石庭へと続きますが、このデッキの部分が下の展示室を2つに分けている中庭の上に当たります。
デッキのすき間は小さいのに、下の展示室に降りてくる光は結構明るい。
この隙間をどのぐらいにするかも、結構検討を重ねたと思います。
振り返っ大きなガラスに写る由布岳も良いです。
このラウンジには美術館が厳選した書籍が並び、下の美術品を堪能したのち、ここで少しの間休憩できるシステムになっていました。
並んでいる本を手に取ってしばらく本と対話します。
壁は、和紙の仕上げ。柔らかい感じを受けたのは、やはり和紙の持つ素材感です。
こちらは、入口側を見たところ。
間接照明のスリットも細く、照明はほとんど目に入りません。
階段も段の先を細くすることで、シャープさを表現