山荘 無量塔(3) タンズ・バー 移築した民家の大きな梁や柱を生かした落ち着いたバー
さて、山荘無量塔の「タンズ・バー」のバーラウンジ空間へと一歩踏み出します。
ここは、移築した大きな民家の最も魅力ある空間。
屋根までの高い天井。その屋根を支える梁や柱や束がそのまま表しで見ることができます。
かなり薄暗い部屋なんですが、開口部からは緑が見え、高い屋根にはハイサイドライトも設けられていて、
それほど暗さを感じません。
左がバーカウンター。
壁は塗り壁ですが、途中で色が変えられています。
照明の当て方も上手い。
開口部には障子がはめ込まれています。
やはりここは、カーテンやブラインドではなくて障子が良いですね。
高い天井の大空間は、気持ち良い。
ソファーや、置かれた家具、フラワーアレンジメントも素晴らしい。
この大空間に上手くソファーが配され、外の緑、光を感じながら非常に落ち着いた場を提供しています。
先に進むと、床のレベルが下がっていて、そのまま外部へとつながるような感じ。
一段下がったところには、また趣の異なるスペースが造られています。
こちらは、床が一段下がったアメリカ製劇場用クラッシックなスピーカーWE16Aホーンが鎮座する間。
暖炉とまきが置かれた基壇の上に部屋巾一杯の大きなスピーカー。
モダンなソファーはコルビジュエ
こんなに大きなスピーカーは見たこと無いです。インテリアとしても十分その存在感を出しています。
大きな大黒柱が、屋根を支えます。空間をさりげなく区切る格子の間仕切りも良いですよね。