京都嵐山湯豆腐嵯峨野(旧富田屋) 移築され残された村野建築
京都嵯峨野にある湯豆腐嵯峨野。
この建物の本棟は、建築家村野藤吾が1957年大阪の宗右衛門町の近くに旅館富田屋として造られた建物です。
今回、その富田屋見学の為に伺いました。
こちらは、新たに造られた棟
美しい瓦屋根とエントランス廻りのしつらいが、訪問者を入りたい気持ちにさせてくれます。
玄関部分
低い軒先が、人に威圧感を与えず、落ち着いて、良いですよね。
煙抜きの換気の為の棟部分も陰影があり美しい
この棟を抜けますと、このような中庭が出現
手入れの行き届いた庭に対して囲い込むように木造建物が配置されています。
こちらが通されたお部屋からの景色
まだ紅葉が綺麗でした。
庭と反対側は、旅館富田屋のエントランスがあった部分へと抜ける中庭
その庭側に設けられた障子が入る開口部は、高さが1500mm弱に抑えられていて
座った時に重心が低く感じ取るため、安定感、安心感が得られます。
隣の通常のふすまの高さと比べてみてください。
嵯峨野のすぐ脇にあった塀とお地蔵さん
苔が綺麗です。
苔と面白い形の瓦