葉山の別荘(14) 非日常を演出するモザイクタイル
トイレや洗面所は、家の中でもちょっと気分を変えるスペースです。
特にトイレ空間は、精神的にも肉体的にもとても大切なスペース。
一日に何度も利用しますし、この空間に入ると、気持ちがリセットできるような場にしたい。
そのようなトイレ空間をどのような素材でまとめるかは、いつも考えています。
葉山の別荘では、クライアントと共に、タイルメーカーのショールームを廻り、一つ一つがキャラクターのあるスペースに仕上げました。
これは、3階のリビングがある階のトイレ。ゲストも良く使うトイレで、3階丸柱や、バルコニーにも貼ったタイルを貼りました。
製作は、壽山
千鳥模様としてここでも海の波をイメージして、下から上にいくにしたがって色が薄くなるようにデザイン
腰の部分は板を貼り、落ち着き感を出しました。
丸い木製サッシも良い感じ。洗面器は、織部焼。
こちらは、4階のトイレ。触ると平滑なんですが、良く見ますと立体に浮き上がって見える不思議なモザイクタイルを使用。
メーカーは名古屋モザイク
広いトイレなので、天井は、ブラックチェリーの板を貼り、落ち着き感を出しました。
やはり、照明は明るすぎないように間接照明としてタイルに光を当てています。
こちらは、1階トイレ。
1階は、グーンと落ち着くダークな色合いのスペースしたので、このトイレもダーク色
便器もエボニーで、ペーパーホルダーや、トイレ水洗のリモコンもエボニー
4階洗面・脱衣スペース
ここは、お風呂に入るのに裸になるので、明るいイメージとしました。
照明は間接照明