逗子市 桜山の家
緑が沢山周囲にあり、海もすぐ近く。
環境の整った逗子市桜山のふもとに、この家はあります。
敷地が狭く、道路から見てもほとんど建物の外壁しか見えない狭い土地での設計が多いのですが、
こちらは、広大な緑を借景に、庭からもしっかりと建物の外観を捉えることができます。
夫婦と子供3人の家。
いままで住まわれていた家は、子供の成長と共に狭くなり、壊して同じ場所に新築する建物では、とにかく家族一人一人の独立した部屋がほしい。
それに、地域の子供たちを集めて英語教室を行う、フリースペース、そして緑をいつも感じながら過ごせるLDKが求められました。
また、近年になって建てられた近所の家から、できる限りLDKが見えないようにしてほしいとの要望もありました。
配置計画においては、建物をL字に折って、近所の家から見えないようにしています。
今日は外観のお話。
まずは、木を外壁に貼った建物にしたいと思いました。それは、以前お住まいの家が木が貼った建物であり、この地で周りの環境に見事に溶け込んでいたからです。それを継承しながらも、外壁には緑に塗装した木壁と白い塗装のツートーンとしました。
人が触るところは、白い壁。
木の板はレッドシダーで縦に貼って、ジョイント部分に押棒。
この木の貼り方は、日が当たると、陰影ができて、外壁に奥行が生じるので、好きです。
1階のデッキがこの建物の売りの部分。
雨、風関係なく、ここで寛げます。アウトドアリビング。
御主人は、朝出社前にここで椅子に座ってコーヒーを。気持ちが切り替わる良い場所です。
そのままデッキが芝生の庭へとつながっていきます。
奥に見えるデッキの部分は、英語教室から外に出られるテラス。
2階のテラスは、子供部屋や主寝室から出られる大きなもので、山の緑を眺められます。息抜きには最高。
開口部のサッシは、リビングとダイニング部分に木製断熱サッシを入れました。
残りのサッシは、揃い樹脂サッシ。木製断熱サッシは見た目、機能性では言うことありませんが、コストが高い。
めりはり付けました。
使い分けしても絵になるでしょう?


