逗子 桜山の家 玄関までのアプローチはできる限り長く
道路から玄関ドアまでの導入部は、外と、内との接点みたいなところです。
極小敷地でもう玄関が道路から直にはいらないとどうしようもない場合はともかくも、
少しでも距離をかせいで、長いエントランスアプローチをとりたいと思っています。
これは個人住宅でもマンションでも同じ。
この桜山の家では前面道路が斜路になっており、しかも、4m未満の道幅だったので、セットバックして道幅を広げないと
いけませんでした。以前は、道路との境は、石積み。
今回の建て替えにおいてもその石塀を一度解体して、再度、道路を広くした上に積戻しました。
それがこの石塀とエントランス階段。
経年の変化は自然が作り出すもので、なんとも風合いがあって良いでしょう?
そしてアプローチ。
玄関の扉は、木製の引き戸
外壁は、レッドシダーの木板貼りに濃いグリーンの塗装。
木板の自然材を用いた外壁は、10年も過ぎると、方位によって苔が発生します。
もちろん、その度に洗浄すれば綺麗に落ちますが、なかなかメンテも大変。そこでたとえ苔が将来発生しても
それが目立たない色を選択しています。