逗子 桜山の家 スケッチで考える

建物のイメージは、まずスケッチから始まります。 プランをつくるまでに、まずどんな家にすべきか。どんな気持ちの良い場ができるか。何を軸にしてこの建物を捉えるかを考えます。 まあ、ここが一番大切な時間です。いろいろなプロジェクトの進め方があり、プランを突き詰めて、最後にコンセプトが出てくる場合もありますが。 この桜山の家では建物を30度振って、近隣の家から見えないようにして、なおかつ緑を満喫するように計画しました。 外観では1階の屋根のあるテラス、2階のオープンテラスをとり、グリーンの木板と白い塗装壁のバランスを検討しました。 我々の時代は、鉛筆であれこれ考えながら、最終的な一本の線を決めるやりかたが身に付いていて、もちろんアーキキャドでのボリューム検討も必要ですが、最初はどうしても鉛筆になります。 そして、考えたのがこの外観スケッチ。 逗子 桜山の家 最終的に完成した建物外観 いろいろ違いは勿論あるものの、最初のイメージは継承されています。 逗子 桜山の家