大分県立美術館 街と繋がる折れ戸の大開口

大分県立美術館です。 設計は坂茂氏。 この建物の最大の魅力は、街と繋がる大開口。そして、上階の木造フレームデザイン。 大分県立美術館 大きな開口部が、広い幹線道路に面して配置されています。 大分県立美術館 今までの建物でしたら、ガラスカーテンウォールがあり、いかにサッシの枠を細く見せてガラスの存在感を無くし 建物内部と街の外部空間を繋がっているように見せるか?というものでした。 こちらは、更に踏み込んで、邪魔なサッシは、消えてもらおうというコンセプト。 いかにして? そこで考えられらのは、日本の昔の武家屋敷などで見られる唐戸。 上に窓を折り上げて畳んでしまうのです。 この時見たのは、上に畳んであるサッシが、降りてきて閉まる工程 大分県立美術館 安全を考慮して非常にゆっくりと動きます。 ① 大分県立美術館大分県立美術館大分県立美術館大分県立美術館大分県立美術館大分県立美術館 完全に閉まったところ。 風が無く、気持ちの良い日は、やはり開け放しが良いですね。 それにしてもスケールが大きいので、技術的にも相当大変だったと思います。 なかなか普段は、開け放しにできないようですが、できれば開放してほしいですね。 思い切ったアイデアとそれを実行した実行力に拍手です。