有田 内山地区(5) 柿の木小路 とトンバイ塀
内山地区の面白いのは、表通りばかりではありません。
表参道でもそうですが、参道そのものよりも、ちょっと路地を入った裏通りがヒューマンスケールでとても面白い。
この有田内山地区も、細い路地がいくつもあって、なかなか歩いていても楽しいのです。
その路地のひとつ柿の木小路
細い道の両側にビシッと建物の外壁があるのが、良いです。ここに庭がなくて建物と建物の外壁に挟まれた路。
奥に歩いて行きますと、赤いレンガの塀が見えてきます。
これが、トンバイ塀。
窯業が盛んな有田ならではの壁です。
トンバイ塀は、窯釜が古くなってその壁を構成していた耐火煉瓦を積んだもの。その塀の上には瓦が載せられていました。
一つ一つが違うテクスチャーを持っているので、変化があり、かつ美しい。