東京都市大学建築学科棟 岩崎堅一氏設計の素晴らしい教室棟
岩崎さんは、母校の先輩でもあり、竹中工務店の先輩でもあります。
竹中工務店をおやめになった後、母校の東京都市大学建築学科教授になられて、その間体育館、図書館、建築学科棟を設計されました。
どの建築も素晴らしく、大学の建築の質を上げるのに貢献した建物です。
今回は、建築学科棟
内部は、学生達のプレゼが行われていたので、今回は掲載しませんが、外観も素晴らしい。
横に長い建物ですが、そこに入るコンクリートの壁とガラスのプロポーション、そして何より宙にういているようなコンクリートの壁が凄い。
柱と離れて壁が手前に出てきていますが、普通はこのように長い壁のコンクリートにはクラックが入りやすく、そのために縦に目地を3mぐらいのピッチで入れていきます。
ところがこの壁にはその縦のラインがありません。
どうやって、このコンクリートの壁を造ったのでしょうか。
丸く開いているガラスの沢山の穴がみそでしょうか。
そして内部も素晴らしい。
フレキシブルに動く壁で、プレゼンテーションしたり、部屋として区切ったりできます。
外部にはこのような大きな開口部があり、中での作業が見て取れます。
地面から浮いているスラブや、植栽との関係性も見事。
建築学会作品賞受賞作品です。