ガレリア御堂原 地面から立ち上がる迫力のある建築
温泉で有名な大分県別府市
そこにこのガレリア御堂原はあります。
まず、印象に残るのがこの外観
朝は、霧がたちこめていて、日本というよりもインドの何処かと思われます。
周辺には住宅も建っていますが、霧がそれらを隠してくれて、とても幻想的でした。
赤茶色のコンクリートの塊
これはコンクリートに酸化鉄を混ぜて、造りあげたもの
この建物が建つ場所には大地を構成する角礫凝灰岩があるそうで、その色に合わせて造ったそうです。
色もそうですが、この荒々しいコンクリート打放の表面仕上げが力強さを感じさせます。
玄関に続く、長い庇が人を迎え入れます。
上の梁に吊られた水平の庇
長く細い庇の奥にエントランスの開口が見えます。
壁に放たれた開口から中に入ると、そこは半外部の空間。正面には水盤に浮くアート作品
中庭的玄関ポーチ
余裕が感じられる半外部空間 こういう中華領域があると、空間に奥行きが生まれます。
玄関側の振り返り
正面の開口から光が入ります。
そして、ガラスの風除室を抜けると大きな吹き抜け空間の向こうに、広い空が拡がります。
ドラマチックな演出がある、玄関アプローチです。
設計は、DABURA.m設計事務所