水戸芸術館シンボルタワー エンドレスに伸びる水戸市のランドマーク
水戸市と言えば、この水戸芸術館のタワーと思われるほど、意識に定着したシンボルタワー。
1990年に建設された建築家磯崎新さん設計の水戸芸術館です。
水戸市には初めて行きましたが、確かに広い平野の中の地方都市で、偕楽園は知っていますが都市としての
特徴がない場所。そこに水戸市政100年を記念して計画された建築が水戸芸術館で,ドーンとそびえるのがシンボルタワー。
シンボルタワーの高さは、100周年ということで100m。
このタワーは、同じユニットを積み重ね、それをある高さで切断するというコンセプトから生まれました。
100mで切らなくてもそのままずっと上へと伸びていくことができる形態は、未来の水戸が無限に成長していく事を表していると言っても良いでしょう。
100mの建築ですから、どこからでも見える。まさしく水戸のシンボル。
無限に伸びる柱を三角形のチタンによるユニットの集積で成立させています。
このタワーのアイデアの元は、彫刻家ブランクーシのルーマニアで1937年に建設された無限柱
そして、ブランクーシの弟子でもあったイサムノグチのスペースフレームだそうです。
それら概念を現代の最先端技術で実現させたタワー。
水戸市民会館から見たタワー