リビング・モダニティ展(2) 菊竹清訓スカイハウスの無双雨戸
国立新美術館で開催中のリビング・モダニティ展
その中で紹介されている際立って優れた住宅達。
菊竹清訓の自邸スカイハウスもその一つです。
私が今計画中の住宅で、内部にカーテンを付ける代わりに、外の雨戸を開閉式ルーバーにできないか考えていました。
敷地の諸条件がある中で、ひとつ浮かんできたのが扉が開閉する雨戸。
たまたま、このリビング・モダニティ展で菊竹さんの自邸スカイハウスには無双雨戸が取りつけてあることを再発見しました。
スカイハウスには4周に開口部があり、そこに全て引戸の無双雨戸が入っています。
無双というのは、半分板戸で半分が開口。その半分板戸を動かし開口部を塞ぐと真っ暗になるというもの。
内部を見ますと
格子戸のように見えますが、これは空いた状態で、閉じるとこの開口部が板でふさがります。
縦長なので、日本的な感じがしますが、無双窓は、金物を使わず、手で開閉する為シンプルで壊れにくく、丈夫。
なかなかの優れものです。




