アルヴァロ・シザの建築 ソウル安養(アニャン)パビリオン
韓国の安養(アニャン)に安養芸術公園
いろいろな建築家のパビリオンが点在し、芸術の拠点として今もいろいろな活動が営われています。
その中の施設に、ポルトガルの建築家アルヴァロ・シザが設計した建物があります。
初めて見るシザの建築が韓国とは驚きますが、韓国にはシザ設計の建物がいくつかあり、その存在もよく知られています。
さて、この建物、安養芸術公園の主要行事を担当しているパビリオンです。
大きく口を開けたところがエントランス
中に入ると間接照明の柔らかい天井がふわっと迎えてくれます。
天井は、真っ白い1枚スラブ。ダウンライトなどの器具はほぼ無く、警報機ぐらい。拡がる天井
空からの光を一旦受けてそれを天井に反射させるシザ得意の手法はここには無く、間接照明がその変わりをしています。
外部に放たれた開口部
内部の展示
全体模型
他にも有名建築家がデザインした建造物が点在しています。
屋根の切り込んだところにある中庭
安養パビリオン含む安養芸術公園
そして模型。白い不定形の建物が安養パビリオン
平面
ぐるっと外周を回ります。
柱の無い大きな庇のあるデザインポイント。光の取り込み方が実に見事
道路の裏側で通りからは見えにくい部分ですが、しっかりデザインされています。
大きなはね出しの庇は鉄骨造
道路側
ひとつひとつのパーツが美しい
川には大きな石がごろごろ。
石の文化が栄えるのもわかる
なかなか楽しい安養芸術公園でした。
安養芸術公園の近くにある高級住宅地
そこに建築家山本理顕さんの設計した集合住宅がありました。プライベートな部屋は壁とルーバーで覆い、リビングはガラス貼りで外と繋がっています。



















